2017年1月17日火曜日

Warren Zevon ・ Transverse City



いきなりコロンと趣が変わって今日はウォーレン・ジヴォン。

あたしね、たしか87年だったかな、来日公演に行ったんですよ。
忘れもしない五反田のゆうぽうと簡易保険ホール。
いやもう、あなた、そりゃあね、もう、あなた

ガラッガラで、、、、

所謂、S席すらほとんど埋まってなかったんじゃないかなあ。
あたし、前から10番目くらいだったんだけど、
後ろ見たら、もー空席、がらーんで。
日本での評価をまじまじと見せつけられた気がしましたね。
87年。ちょうどヴァージン移籍直後で、アルバム『センチメンタルハイジーン』が
発表された直後のツアーの一環だったと思います。

オープニングの『ローヤー、ガンズ&マネー』からズズズンと座ったグルーヴで
腰からグングンくる、いいステージでした。
こんなことする人なんか?!と、当時YouTubeなんかないし、動く彼なんか
当たり前だけど初めてで。
風貌や空気に似合わぬノリノリ、というか、マイクぶんぶん振り回したりしてたし(笑)

とにかくね、声が低いのよ。
声が低い、トーンが、てかまさにベースギターのような低さで、
喋り声がオケツに響く感じ(笑)それが最大の印象でした。って何それ(笑)


んで、今回ピックアップしたこの曲。
その2年後に引き続きヴァージンから出されたアルバムの冒頭の曲。
これがあーたびっくりモンでして。

まずはクレジット見ると、ベースがジョン・パティトゥッチ。
なんでやー!の世界。
別の曲でチックコリアも参加してますが。一緒に来て別参加?(笑)
時期的にはチックコリアエレクトリックバンドが3枚目出し終わって、
4枚目作ってる間の時期でしたがね。
ほんでもって、ギターを弾いてるのがジェリーガルシア。
オーマイガー!ですよ。
パティトゥッチのあの、ベースラインの上をガルシアのギターが泳ぐ。
そのうえでウォーレンジヴォンのあの声が淡々と歌う。
なんつー楽曲でしょうか。

殆ど話題にもなりませんでしたが、、、、、。

哀しくもウォーレンは2003年にその生涯を終えました。
死期を知っていたために、遺作の製作に関しては覚悟をもって臨んでいたし、
そこらへんのお話は敢えては触れませんが。

ビデオ作品としても残っているので、彼の唄に痺れた方はそちらにも触れていただきたいと思います。

今回のピックアップは彼の1989年の隠れた名作からでした。


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