2016年11月29日火曜日

Gino Vannelli ・ Black Cars



我が音楽活動・心の師がご自身のブログにてGino Vannelliのアルバムを解説してらっしゃいまして、
Ginoと共に青春時代を過ごした私も、おおおおおおおと
追っかけ投稿させていただきたく思いました。



そこはホレ、あたしは変なとこをつつく担当なんでwwww

当たり前の投稿なんぞいたしません。ご了承ください(笑)。

Gino Vannelliと言えばやはりアルバム「Brother to Brother」が最高傑作とされ、
それは異論をはさむところはございません。
次作のNightwalkerの更にドラマティックを突き詰めた作風も。
また、それ以前のオーケストラとの共演で新境地を切り開いた2作も
初期の作品群も、何れも捨てがたい。
わたくし個人的には2ND、『Powerful People』こそが最も好きなアルバムなのでございます。
そぎ落とされた無駄な贅肉、腰に来るベースラインとエレピの交わり、まさに興奮音の塊なのですが、それはここではひとまず置いておいて(笑)

大名作『Brother to Brother』を発表したあと、アリスタに移籍し、傑作『Nightwalker』を発表。
ここの流れはもうまさに充実作の土砂降り甘美大洪水でアヘアヘ状態だったのですが、
ここで謎の現象がおこります。
真偽のほどは定かではありませんし、その件について言及している文章やデータを見たことが無いので、なんとも言えないのですが、実はその後、Ginoはニューアルバムの発売について発表をしているのです。
私はその記事、いや、広告をMUSICMAGAZINEで見て、ワクワクしていたのですが、、、

発売されることは無かった。

いや、今、どこを見てもその事実はなかったことのように黙殺されているんですよね。
何があったのやら。
本来発売されるべきだったアルバムはどこいったの??
アルバムタイトルまで公開されていたのに、、、、?????

と思っていたらば、ある日、偶然見ていたポッパーズMTV(古いw)にて
Gino Vannelliの楽曲がジャケット付きでかけられた!なんじゃこりゃ!!!??
忘れもしません。それがアルバム『BLACK CARS』からの1曲、
『HURTS TO BE IN LOVE』だったのでございます。

さっそく私は翌日街へ繰り出し、アルバムを探しました。なかなか売ってなかったんだけれど
手に入れました!原宿のラフォーレの中に当時はディスクユニオンが入っておりまして。
そこで入手したんですよ。しかもフランス盤でした。

あとからわかったことだけれども、なんとこのアルバムはまずフランスのドレイファス社と契約して出されたものでして、アリスタからは僅か1枚のアルバムを出しただけでサヨナラだった模様。
なにが悪かったのか?なにかあったのか?

さておき、帰宅して聴きました、そのアルバムを。
A面の頭に針を落とします。

音が流れて10秒であたしはマジンガーZにメッタメッタにされた最初の犠牲者
ガラダK7とダブラスM2のように部屋の中で塵となり、溶かされて、消滅してしまいました。

ぬわんぢゃあこりゃあああああ!!??

驚くのも無理はありません。
そりゃそうでしょう。それまでコンテンポラリーでソウルフルで、
ゲスな悪い言い方をしてしまえばフュージョン寄り的なアプローチで
ビンビングルーヴだったサウンドが
YAMAHAのDX系FM音源バリバリ仕様のシンセサウンド洪水の中で
かる~~~~~~~~くなってしまったのですから。

GINO様ご乱心!!!
Σ(゚д゚lll)


しかも悲しいことに、、、、、、
ケチョンケチョンの貶したいのに、、、、曲がなかなか良い(笑)

これはこれとして認めるしかないのかしらね。

だってあーた!

こんな↓だった人が、、、、


こんな↓ことに!!!



察してくださいよ、その時のショックを、、、
( ;∀;)

なんだなんだそのデジタルシンセの音は!!
なんだそのピラピラした金属音は!!!!
胸毛はどうした!あの髪はどこいった!!
ヒラヒラ衣装はどこいったあああああ!!!!!????

だがしかし駄菓子菓子。
ここまで付き合って来たからには地獄まで付き合う。
それがファンなんだ。くっそう。
やってやろうじゃねえか。
とことんやってやろうじゃねえかこんちくしょう(涙)

ドレイファスオリジナルのフランス盤はとりあえずゲトした。
それでやはり国内盤も必要。結構遅れてポリドールから発売されました。
そののち基本として亜米利加盤も必須ですね。
こまったのがCDです。のちのち、色々な作品がCD化されてもこのアルバムだけは
CDを見かけることが無かったのです。
私と共にGINOクレイジーであり、私と共に3ピースバンド『Jizy Fokath』で活動し、
ドラムを担当していたミノル君がGinoの故郷、カナダへ旅行に行くというので
『Black CarsのCDあったらお願い!』と頼んだら、見つけてきてくれましたよ~~
カナダ盤CD!やっぱり故郷は強いね!!
もちろん彼もフリークなので!
91年の初来日では彼と2人ならんでオーチャードの前から2番目で見たのよ!よ!よ!

トホホな音でもあたしは愛する。
Gino様のBLACK CARSコレクション。


左上から右下へ、
フランス盤オリジナルLP、日本盤LP、カナダ盤CD、
アメリカ盤LP、表題曲の12INCH CLUB MIX。



文句があるやつぁあ前へ出ろ。 

とはいえ、こんな髪型や服装になってしまっても
このFM音源サウンドはそののち落ち着きまして(笑)
どんどんアダルトでアコースティックな方向へ戻ってきてくれたので
とりあえず一安心(笑)

そんなわけで2014年、
最近のライブでのGino様です。歌いますは往年の名曲『Nightwalker』


Gino Vannelli ・Nightwal,er (Live2014)




演者として全てのパートに於いて
学ぶべきところの塊でございます。
ああ生きててよかった、、、、。

長すぎたので明日のポストは短めにまとめます(反省)

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