出逢いは高校生の時でした。
FMから流れてきたサウンドにノックアウト。
レコード屋さんに飛んでいくも、なんせ貧乏な高校生なので
すぐに買うことも出来ず、チェックだけ入れて、今度買うぞ!と誓って店をあとにしたのでした。
その後、最初に行った店と別の店に行ったところ、同じアルバムなのに
別のジャケットで存在したのです。
なんじゃこりゃ?
はじめ、不思議に思いましたが、よく見ていると写真ジャケのものはairレコードでしたが
絵のジャケのものはMOONレコードだったのです。
結局、絵のほうが再発だという事がわかりました。
なんせ田舎函館だもんで、廃盤になっても店頭在庫として残っていたんですね。
最初の盤が。
あとからお小遣いためて買ったのはボーニアネックスで。
再発になったMOON盤の方を買いました。
それにしてもこのアルバム。これこそがMOONレコードの記念すべきカタログNO.第一号だったのでございました。
松下誠さん名義で同じようなデザインセンス、同じレタリング、
裏ジャケも兄弟のような2枚のLP。
私はラジオで聞いた楽曲目当てだったので、まずはことFirst Lightを購入したのですが、
2ND、Pressures & Pleasuresを購入するのに時間はかかりませんでした。
それほどまでにハマってしまいましたので(笑)
最初に松下誠という名前をきいたとき、どこかで聞いた名前だな?と思いながら思い出せずにおりました。
どこで聞いたんだっけ?と考えても分からない。
結局後から気づいたんですが、
あたし、リーリトナー大好きで聴き狂っていたんですが、さすがに難しすぎて耳コピなんて出来るようなシロモンじゃない。そこで楽譜を買ったんですね。ギター譜。
TAB付き。それを見て頑張って練習してたんですよ。
キャプテンフィンガーズとか、キャプテンズジャーニーとか、
もうね、クッソみたいに難しいの。ヒーヒーいいながら練習して、
こんなの採譜した松下誠さんてすげえひとだなあ、って思ってたんですよ(笑)
松下誠カッケエエの前に、あたしのギターのバイブルの先生だったという、、、(汗)
閑話休題。
ほんで、買いましたFirst Light。
当時すでに使われていたのか、記憶は曖昧ですが、所謂シティポップスっつーやつで。
高校生にしては何より堪らないのが
「サウンドが大人」であること。
先述のリーリトナー然り、同じころに聴いていたラリーカールトン然り、
私はコード進行にひたすら背伸びしておりましたから。
よし
そんなわけで、夢中になりました松下誠さん。
全曲捨て曲なしの素晴らしいアルバム。
歌唱に関しては好き嫌いあるようですが、私はこの素朴で渋い声が大好き。
それにしてもMOONレコードですよ。おそるべしは。
松下氏のアルバムを2枚同時発売したのをカタログスタートに、
その後のアルバムをカタログNO.10まで見ていただきたいです。
- MOON-28001 松下誠 / First Light (1982)
- MOON-28002 松下誠 / The Pressures and The Pleasures (1982)
- MOON-28003 村田和人 / また明日 (1982/06/21)
- MOON-28004 芳野藤丸 / Yoshino Fujimaru (1982)
- MOON-28005 PRISM / VISIONS (1982/09/05)
- MOON-28006 浜田金吾 / midnight cruisin (1982/10/21)
- MOON-28007 AB'S / AB'S (1983)
- MOON-28008 山下達郎 / MELODIES (1983)
- MOON-28009 松下誠 / QUIET SKIES (1983)
- MOON-28010 村田和人 / ひとかけらの夏 (1983)
濱田金吾(当時は浜田)氏のアルバムでノックアウトされ、ついには達郎さんまで出しちゃいました。
なんというレーベル!!!!でしたよ。
まあ、このレーベルもいろいろあったようで、達郎さんがインタビューで語ってましたけど、
90年代になってから会社の吸収合併が多く行われ、初期の制作スタッフがみんな解雇されてしまった、ということを仰られてました。
話がそれました(汗
そんなわけであたしが痺れたこの楽曲を。
コードもアレンジも、ギタープレイも美味しい!!
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